寂しいのびの字あたりで

昨年の秋は本当に寂しかった。この歳になって感じる寂しさというのは本当にしつこくて嫌だ。

ずっと一人でいるとすぐ寂しくなるし、でも誰かといた方がかえって余計に寂しくなったりもするし、うまくいった寂しくないぞしめしめと思っても別れた後の反動でグッとより寂しくなったりするし、一時期どうしようもなかった。(2週間くらいで慣れて一人暮らしを満喫したりもしたけど)

大人なんだから自分で自分の機嫌を取らないと!と言ったりするけど、「寂しさを自分で埋められる」というのもスマートなアダルトの必須項目だなと思う。

あとみんな少しずつ大人になっていく。そうすると、もしかしたらずっとは友達でいられないのかもなと、冷たいけれどふと俯瞰的に思ったりもする。一生、大人になっても、子供ができても、離れ離れでも、ベストフレンドフォーエバーでいてくれるかな。疎遠というものはいつどこからやってくるのだろう。大人特権で一緒にいたいと思える人は自分の意思で概ね決められるのだから、今友達でいてくれる友達とはずっと友達でいたいな。

そうだ老後の楽しみだって今のうちから見つけておかないと。なんでもないバラエティでふふふと笑って、たまにしょうもない悪口で盛り上がって、お先にと声を掛け合うようなサウナコミュニティに入りたいな。もしかしたら名前も知らないままかもしれないけれど。それが晩年の夢。

iPhoneのバックアップ中の手持ち無沙汰を捧げて。