今日返し損ねたCDが私よりあの子に会いたいと歌っている

さみしい夜がある。たのしい夜のために誰にでもあるのだからそんなものは1人で布団を頭から被って好きな音楽を聴きながら泣き疲れて夜が過ぎ去ってしまうのをじっと耐えなければいけないと思った。また明日会えないことの方が多いからまた明日も頑張らないといけない。

いつか本当に私もちゃんと幸せになれるだろうか。家に帰れば君に会えるのに真っ直ぐ帰らない日が多くなるのだろうか。君は私を思って今日を生きてくれるだろうか。

最初の頃みたいにさよならする日のことが思いつかなくなった。そんなのはもちろん私の傲慢でしかないけれど前ほど考えないようになった。

もっと幸せじゃなかった時の方が今よりずっと自分の好きな文章が書けたことだけがただ悲しい。