文末に電話番号書いたラブレター靴箱にいれて駆け抜けたい

青春だった。

昔からシチュエーションへのこだわりがすごくてドラマみたいな小説みたいな映画みたいな青春にこだわってたかった。体育倉庫でエッチと先生に恋するやつだけできんかったのが心残り。戻りたい過去を生きられただけで万々歳。

思えばずっとずっとちょっとずつ無理して生きていかなきゃいけなくて、頑張らないと楽しいことは手に入らなかったし頑張っても入らないことの方が多かったしあーあって感じ。

小学生の時百マス計算が人より早かっただけで自分は同級生よりできるって勝手に思い込んで突然塾に行きたいって言い出してそれやったら中学受験しないかんってなって別に誰かに入れられたわけでもないき勉強したくないって言える立場でもなくてまあ中高一貫校受かったら分からんけど楽チンになれると思って勉強勉強テスト勉強で2年間くらいそんな感じで褒められたかったし塾でいい順位とりたかったしお母さんは自分もいっぱい勉強して覚えないかんこと分かりやすくワードでまとめて作ってくれてテスト前は一緒に年号唱えて覚えてくれてこの人は本当にマメで真面目で器用だなと思いながら頑張ったのになぜか順位が下がった時は悔しいなんでって泣いてお母さんに次頑張ったらいいわえって励まされてでも今回は消えてなくならんもんと思って今でもそれは消えてくれんくて。

次に進めば、次に進めばって小学5年生の時から思って生きてきて、でもいつまでたっても、中学生になっても、高校生になっても、大学生になっても、次のために明日のために私のためにずっと頑張らなくちゃいけないままでそろそろ20歳、一生楽になることなんてないんじゃないかなと思い出した。

かわいいだけで生きてこれなかったしこなかったから名前書いたら進めるステップなんて踏んだことなくてどうでもいい未来なんて絶対ないしなんとかなるじゃつまらんけどやれる自信もなければ根拠のない向上心もないから騙し騙し励ましてあげるしかない。頑張ったら手に入るって約束してもらえんの恋愛みたいでとっても嫌だな。次に進めばってあとちょっとだけ信じたい。一生大好きだよも。